５月も中旬を迎えると一気にチヌの食いが上向く。

例年この時期が一年で一番大物に巡り会うチャンスである。

朝の一番船に乗り込み，夜明け前のウチノ海へ。

５時釣り開始。

今日は曇り時々雨ということだが，すでに雨がポツポツ‥

まぁ　曇りの方がチヌの食いはいいはずだから，何事もプラス思考でいこう。

最初の１匹はいつもコイツ。

６時。

ぼちぼちマキエが効いてくるころ‥と思ったら

ウキがじわーーーっと沈み込んでいった。

３８ｃｍの銀ピカチヌ。

今日は幸先がいいぞ。

相変わらずエサ取りは多いけど‥

コブちゃんの子（幼稚園児）と
コブちゃんの青年（中学生）

大人のコブちゃんとは色も顔つきも似ていないので別の魚と間違われがち。

流れが緩いので，時折仕掛けをそっと持ち上げて下ろす。

するとウキが「スポン！！」と入る。

コンコンと頭を振って揚がってきたのは…

今シーズン初のマダイ。（チャリですが…）

とりあえず，黒１匹と赤１匹釣れた。

その後潮が完全にとまってしまう。

ウキが５分経っても１０分経ってもその場から全く動いていない。

まるで池。
いや池でも動きそうなものを。

ダメだこりゃ。

こんな時は，マキエを打ち込みすぎず誘いをかけて魚に口を使わせる。

コイツも一度持ち上げて落とし込む時に食わせたもの。

マダイは落ちてくるものに反応するようで，
オキアミのフカセ釣りもウタセエビのエビ撒き釣りも
仕掛けを投入した直後の仕掛けがなじんだ瞬間や
誘いをかけて再度落とし込んだ瞬間に食ってくる。

先ほどと同じようなサイズ。

１１時　満ち潮がじわっと動いたと思ったら

再びヒット。

やせ型の４０ｃｍ。

もうすでに卵を出したのか，腹はぺっちゃんこ。

その後また潮が止まって食いも止まる。

昼前潮が再び動き出した。

真っ昼間にハリス１．７５号オキアミのエサにメバルが食ってきた。

沖にはほとんどいない金メバル？

こんな仕掛けにメバルが食ってくるとは…

時合いに間違いない。

南よりの風がどんどん強くなり，背中を押される。

波立つ海面。

ウキも流されて前アタリもとれる状態でなくなってきた。

波風に引っ張られたウキが怪しい動き。

一呼吸おいて大合わせ。

キーーーンと道糸が鳴る。

ちょっといい型かも。

正面のシモリに持って行かれたら一巻の終わりなので
強引に竿を立てて引き寄せる。

サイズアップの４７ｃｍ。

今日の満潮は１３：３３なので，
潮が返す１４：００頃に時合いがもう一度あるはず…

と思って打ち返したが，その後アタリはなし。

１５：００沖上がり。

シーズン最盛期曇天の好条件も重なり
カセ・筏ともに良型のチヌが多数釣れていた。

来週に向けての大潮が最大で最後のチャンスになりそうだ。

更なる大型・数釣りができればよいのだが。

本日の釣果　チヌ　～４７ｃｍ３匹　マダイ３匹